交渉の開始 (Opening a Negotiation)
交渉は、英雄たちがNPCに何かを頼み、ディレクターがその状況には交渉が必要だと判断した時に始まる。その状況とは常に、英雄たちが冒険の行方を変え得るほどの助けを必要としており、かつ、NPCが協力することに葛藤を感じている場合である。暴力的な味方や予期せぬ状況によって英雄たちに課せられる可能性がある戦闘とは異なり、交渉は英雄たちが自らの意志で開始しなければならない。キャラクターはNPCから何かを望んでいなければならない。そうでなければ、交渉する理由がないからだ!
ディレクターは、プレイヤーが望むものを持っているNPCが彼らの入り口に現れ、交渉したいかどうか尋ねてくる、と決定することもできる。しかし、キャラクターが「興味はない(Not interested)」と言ってそれを拒否することも、常に許されている。
戦闘を止めて交渉を始める (Stop Combat, Start Negotiation)
英雄が敵対行為を中断して相手側と交渉したい場合、マニューバとして「存在感」の困難な(Hard)テスト(またはディレクターが適切と判断した別のテスト)を行い、戦闘を中断して交渉を開始することを試みることができる。このテストは、ディレクターが相手側に交渉の意志と能力があると考えている場合にのみ成功のチャンスがある。優勢に立っている敵、英雄たちを限りなく憎んでいる敵、あるいは知性の欠如した敵が交渉に応じることはまずないだろう。
初期ステータス (Starting Stats)
NPCの交渉開始時のステータスは、以下の「交渉開始時の態度表(Negotiation Starting Attitudes table)」に示されている、英雄たちに対する彼らの態度によって決まる。また、ディレクターは適切と思われる調整を行ってもよい。生まれつき怒りっぽいNPCは低い「忍耐」を持っているかもしれないし、交渉テーマに対して予想以上の利害関係を持つ敵対的なNPCは、通常よりも高い「興味」を持っているかもしれない。
交渉開始時の態度表
| 態度 | 説明 | 興味 | 忍耐 |
|---|---|---|---|
| 敵対的 (Hostile) | 英雄たちに公然と反対している。ほとんど話を聞く気がない。 | 1 | 2 |
| 懐疑的 (Suspicious) | 英雄たちの動機を疑っているが、話を聞く気はある。 | 2 | 2 |
| 中立的 (Neutral) | 良くも悪くも感じていない。できれば他の場所にいたいが、失礼なことはしたくない。 | 2 | 3 |
| 開放的 (Open) | 話を聞き、助ける意志もあるが、英雄たちの要求が過大でない場合に限る。 | 3 | 3 |
| 友好的 (Friendly) | 英雄たちのことを仲間だと思っている。彼らを信頼してもいいと考えている。 | 3 | 4 |
| 信頼的 (Trusting) | 英雄たちの言葉を信じる理由があり、キャラクターたちが台無しにしない限り助けてくれる。 | 3 | 5 |